【開催レポート】2024年10月9日 政経学修会 日本初の選挙プランナーから学ぶ最新の選挙事情(講師:三浦博史氏)

【10月勉強会 開催報告】

2024年10月9日(水)、政経学修会は「現役議員・政治家志望者向け勉強会」として、日本初の選挙プランナーである三浦博史先生を講師に迎え、最新の選挙事情について学ぶ勉強会を開催しました。

講師紹介

三浦 博史

みうら ひろし

選挙プランナー/アスク株式会社代表取締役

プロフィール

東京都生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒。
安田信託銀行勤務を経て、1979~1988年国会議員公設秘書(故椎名素夫代議士:岩手4区)を務める。その間、社団法人国際経済政策調査会事務局長等を歴任。
1988年 米国国務省個人招聘プログラムにより、米国の政治・選挙事情視察。たった1度の放映で米国世論を変えたジョンソン大統領テレビCM「デイジー」のプロデューサーで、選挙・映像の神様といわれた故トニー・シュワルツ氏や、高名なネガティブキャンペナーのディック・モリス氏をはじめ、民主・共和両党の政治家・選挙PR関係者多数と接触。以来、米国選挙の最新事情については常時ウオッチしている。
1989年 わが国初の総合選挙プランニング会社「アスク株式会社」を設立、代表取締役。以来、選挙プランナーとして数多くの国政・知事・市区長・地方選挙を手がける。
1990年には米国民主党選挙PR会社FDR社(シアトル市)と提携。わが国初の選挙PRキャンペーンビデオ、選挙ソフトを手がけたほか、フォーカスグループ調査や、“フル・ラッピング”(選挙環境カー)選車、政治バナー広告の導入等、わが国の選挙に常に新しい風を吹き込んでいる。
米国はもちろん、欧州・アジアの選挙事情にも精通し、国内外の選挙PR、選挙プロ、選挙キャンペーン関係者とのネットワークを持っている。
各々の土「選挙区」に合致した新しい風「情報」を取り入れたオリジナルの選挙風土の提案を信条とし、最新の科学的選挙と、ドブ板選挙の双方の絶妙なバランスを大切にしている。
月刊文藝春秋、サンデー毎日、スポーツ報知、夕刊フジ、日刊ゲンダイなどでの選挙予測をはじめ、その活躍ぶりは新聞、テレビ他マスコミでも数多く取り上げられている。

選挙プランナーとして(主な知事選等実績)※順不同/元職・前職を含む/敬称略
鈴木直道(北海道知事)、大井川和彦(茨城県知事)、泉田裕彦(新潟県知事)、花角英世(新潟県知事)、石原慎太郎(東京都知事)、舛添要一(東京都知事)、森田健作(千葉県知事)、黒岩祐治(神奈川県知事)、湯崎英彦(広島県知事)、山本繁太郎(山口県知事)、仲井真弘多(沖縄県知事)等の知事選をはじめ、数多くの市区長選(鈴木晶雅[東京都大田区長])、町村長選挙(小川知也[埼玉県鳩山町長・28歳全国最年少町長]、大森彦一[山梨県忍野村長])や、数多くの衆参国会議員選挙、地方選挙を手掛けている。

選挙プランナーのアスク株式会社

今回の勉強会には、これから政治の世界に飛び込もうとする若手政治家志望者だけでなく、「三浦先生のおかげで選挙に当選しました!」という現職の首長や議員の参加者も複数名おり、実際の選挙現場での成功事例が共有される場面もありました。

勉強会では、日本とアメリカの選挙制度の違い、それぞれの国での選挙戦略の特徴、選挙とメディアの関係について、三浦先生が長年培ってきた経験と実績に基づいた貴重なお話を伺いました。
特に、アメリカの選挙戦におけるマーケティング手法やボランティアの役割、日本の選挙における候補者イメージ戦略の重要性など、具体的な事例を交えた解説は大変興味深かったです。

また、偶然にもこの勉強会と同日に衆議院の解散が発表され、日本政治における重要な節目と重なる形となりました。そのため、勉強会の内容も自然と差し迫る衆議院選挙へと話題が移り、最新の選挙戦略や今後の選挙情勢についての見解も共有されました。
参加者からの具体的な質問も多く、実践的な選挙戦術について活発な議論が交わされる充実した勉強会となりました。