【開催レポート】3月12日 大人の社会科見学「司法の現場を訪ねて ~法務省の歴史と役割を学ぶ」


法務省見学会では、歴史的建造物である赤レンガ棟や貴重な資料を通じて、日本の司法制度の発展や法務省の役割について学ぶ機会を得ました。日本の法制度は西洋の影響を受けつつも独自の発展を遂げ、社会の秩序を支える重要な基盤となっています。見学では、法の整備に尽力した人々の努力を実感するとともに、特別に大臣室を訪問する機会にも恵まれ、司法行政の現場について理解を深めました。参加者が見学を通じて感じた司法の歴史や法務省の役割についての考察を紹介します。法の重要性や社会との関わりについて、改めて考えるきっかけとなれば幸いです。

法務省見学会の感想① 学生部 舘田

法務省見学会に参加し、歴史的な建造物や貴重な書物を見学することで、日本の司法制度の歩みを深く学ぶ機会となった。特に印象的だったのは、明治時代に建てられた赤レンガ棟である。厳かな装飾が当時の建築技術の高さを物語っていた。復元された天井や柱の細部にまで職人の技が感じられ、歴史的価値の高さを実感した。さらに、法務省が所蔵する歴史的資料を見学できたことも貴重な経験だった。日本が西洋の法制度を取り入れつつ独自の法体系を確立していった過程を示しており、大変興味深かった。今回の法務省見学で、日本の司法制度の歴史と伝統を守りながら現代社会を支えていることを強く認識した。また、法律が国民の生活や社会の秩序をどのように支えているのかを学び、法律の重要性について改めて考えさせられた。

法務省見学の感想② 学生部 新垣

先日、法務省の見学に参加し、貴重な体験をすることができた。法務省は、日本の法律の整備や司法制度の運用に関わる重要な役割を担っており、社会の秩序を支えるための機関であると改めて実感した。見学では、庁舎内の歴史的な建造物や展示室を見学し、法務省の成り立ちや歴史について学んだ。特に、明治期の建築様式が色濃く残る赤レンガ棟は印象的で、その重厚な雰囲気から日本の法制度の伝統と権威を感じた。 また、我が国の法制の整備にあたって、明治人が多大なる努力を注いだことはいうまでもなく、ボアソナードをはじめいわゆるお雇い外国人の貢献も大なるものがあったのだと改めて感じ、法務省が多方面で重要な役割を担っていることを具体的に理解する良い機会となった。さらに、今回の見学では特別に大臣室の訪問も許可され、貴重な経験をすることができた。大臣秘書の方からは大臣が日頃どのような事務を処理しているのかなどについて伺うことができ、いち国会議員としての活動と大臣としての活動の違いなどを知ることができた。この見学を通じて、法務省の役割やその重要性について理解が深まり、社会の公正と正義を支える法律の大切さを改めて実感した。