【開催レポート】2023年4月26日 政経勉強会(講師:高橋博之) 都市と地方をかき混ぜる~シン地方創生論~
【4月度政経学修会勉強会】報告
今月のゲストは高橋博之氏
東北食べる通信やポケットマルシェの立ち上げを行い、日本の食の未来を一次産業の側から考えている。
今、食糧品の値上げが相次いでいる円安の影響や燃料費の増加、他国との食糧の争奪合戦等、様々な理由によるものです。
報酬が上がらず、値上がりが続く!消費者の心理としては、少しでも安いものへと手や目が向いてしまいます。
しかし、そうする事で日本の一次産業従事者の、報酬は下がるという悪循環。
高橋さんは、薄給で休みのない状態でも、日本の食を支える一次産業従事者の皆様の話を、直接聞いている。
自然や生き物を相手にしている人たちは、子供を旅行に連れて行く事もままならないと語る。
日本は構造的に『取った人』『作った人』『育てた人』が儲からず、中抜きをする人が儲かる構造、だから、高橋さんはその中抜きを究極に抑えるポケットマルシェを立ち上げ、生産者の顔、生産者の思い、苦労を直接お客様に届ける事で正当な報酬を得られる仕組みを作っている。
また、ポケットマルシェの不利益となる事が分かっていながら、一次産業従事者と消費者を直接繋ぐ取り組みも行なっている。
(直接取引をされてしまえば、ポケットマルシェには何の利益もなくなる)
それでも、その両者が繋がる事でより安全でより美味しいものを『この消費者の為に作る!』
という生産者のやりがいにも繋がり『この人が手塩にかけて自分の為に作ってくれたもの』を食べる消費者を作る。
適正価格とは?
と、高橋さんは問うている。
日本はどんどんと一次産業従事者が減っている。
食糧需給率の低い日本、国が強ければ、人口がどんどんと増えて、海外からも安い労働者がどんどんと入ってきている状態なら何とかやっていけるだろうが、円安が進み、人口が減り、海外の労働者からも敬遠される国になってしまった今、適正価格、仕組みを変えていかなければならないのではないか?
【ポケットマルシェ】
【雨風太陽】
思わぬスペシャルゲスト!
高橋さんの元上司であり、当会の最高顧問である坂井学衆議院議員も駆けつけてくれ、参加者の皆様と交流を行いました!
坂井学衆議院議員は東北の震災の時、支援者の若者達とトラック5台を引き連れて、支援に向かわれたり、今現在もゆいっこ支援を続けている。
【ゆいっこの活動】
https://sakaimanabu.com/category/yuicco/
神奈川の地産地消にこだわる、TSUBAKI食堂様をお借りして、保土ヶ谷苅部の大根のフルコースをいただきながらお話を伺いました!
【TSUBAKI食堂】
(広報部長 上村智子)