【開催レポート】2023年8月1日 政経学修会学生部 〜東京大空襲の記憶〜二瓶治代氏、空襲体験者によるご講演&施設見学

8月度【学生部主催イベント/東京大空襲の記憶@東京大空襲・戦災資料センター】
政経学修会 ミズノです!
昨日実施しましたイベントレポートとなります。


今回は二瓶 治代さん(当時小学2年生)の東京大空襲体験談、3月10日の子供ゆえに忘れられない記憶をたくさんお話ししていただきました。
○B29から爆弾が大量に降ってきた。落ちてきたのでなく降ってきた感じに思えた。
○爆弾による恐怖の空襲。軍事産業の底辺を狙った夜間攻撃。B29の低い飛行音。
○風の強い地域でおぶっていた赤ちゃんへ火の粉が移り焼け死んだまま逃げ走っていた。
○土手の上から街で焼き殺されている人たちを見ていた光景は今でも目に浮かぶ。
○子供を抱っこしたままうつ伏せになっている真っ黒な死体を沢山見た。
○かろうじて生きていた赤ちゃんを見つけた。父の手を振り切って助けることが出来なかった。今でも後悔している。
「戦争は全てを壊します。ウクライナの子供たちが自分と重なります。戦争のない時代をみなさんで創っていってください。」
会場には大きな地図があり、赤い丸は死体を埋めた場所となります。
最も埋めたのは錦糸町に14000体だそうです。
今は面影もないですが決して忘れてはいけない記憶ですね。

都内にこのような施設があることも存じなかったですし、体験談は信じられない光景の話しばかりで驚きました。

「ナパーム弾は炎を上でなく横に広げ、辺りはまさに火の海でした。」

この言葉がずっと頭に残っています。
貴重なお話しありがとうございました。

二瓶さんから直接話しを熱心に聞いている学生、解散後も残って資料を見続けていた学生たち、きっと彼らが戦争に頼らない日本を創ってくれると思います。

(IT部長 水野 浩一)