【開催レポート】2023年8月3日 政経勉強会(講師:守屋輝彦 小田原市長)

8月度【政経学修会 政経勉強会】
政経学修会 会長の渕之上(ふちのうえ)です。

今回は小田原市の守屋輝彦市長からお話を伺いました。

【講師プロフィール】
守屋輝彦(もりやてるひこ)
1966年(昭和41年)11月9日生まれ
神奈川県小田原市出身。小田原市立芦子小学校、小田原市立白山中学校、神奈川県立小田原高等学校、東京電機大学建築学科卒業。東京大学大学院都市工学専攻修了。
1992年(平成4年)神奈川県庁入庁
2010年(平成22年)神奈川県庁退職
2011年(平成23年)神奈川県議会議員(2期)
2020年(令和2年)小田原市長

はじめに、守屋市長の学生時代のエピソードや神奈川県庁職員時代の取り組み、そして政治家を目指したきっかけをお話しくださいました。
※守屋市長の公式ホームページに詳しいお話が載っているので是非ご覧ください。
【守屋輝彦のこれまでの物語~小田原で育った探求者~】

次に小田原の成り立ち(歴史)について。
「小田原はよそ者に冷たい、3代住まないと認められない城下町気質のイメージを持たれがちだが、実は小田原だってよそ者が作ってきたまちなんです」と守屋市長。
鎌倉時代~戦国時代~江戸時代~明治時代~現代における小田原の発展と、関わってきた人物たちの話を交えながら解説。

そして、「人々はかつて小田原を目指した。小田原は1000年にわたってよそ者を受け入れ、そして発展していった。よそ者を受け入れるだけの度量があるのが小田原。1000年の歴史に裏付けられた、地の力・人の力・輪の力がある」そう強く話されました。
小田原の歴史に触れることで、その奥深さと魅力的な観光資源の真髄が分かった気がしました。

小田原市政の話として、小田原市長が就任前から提唱している「世界が憧れるまち小田原」。その実現のために取り組んでいるものをいくつかご紹介してくださいました。
・総合計画「2030ロードマップ1.0」
・おだわらイノベーションラボ
・包括連携協定(公民連携)
・民間提案制度
・若者女性活躍の取り組み
・外部人材の登用
・移住促進事業
などなど

守屋市長は民間や市職員から積極的にアイデアを取り入れて実現させることを重視していて、「前例がないからやらない・やれない」という言葉を市長はもちろん、市職員も一切言わないそうです。
常に新しい意見を取り入れて果敢にチャレンジする姿には我々も学ぶべきことが多いです。

その他、
・小田原の新たな観光スポット
・市の収入増への取り組み(ふるさと納税、デジタル田園都市構想推進交付金)
・歴史的建造物の保存について
などのお話がありました。

参加者からは、
・市の予算の使い方
・今一番力を入れている政策
・大河ドラマ化プロジェクト
・子育て政策
・人の動かし方(職員マネジメント)について
など様々な質問があり、守屋市長は一つ一つに丁寧にお答えくださいました。

今回の勉強会で、小田原の魅力を改めて知ることができただけでなく、市長の仕事についてや、小田原市の先進的な取り組みや地方行政について学ぶことができました。

守屋市長、ありがとうございました。

今回は、実際に小田原市の名所の視察も実施しました。
こちらも併せてご覧ください。
【政経学修会 小田原視察レポートはコチラ】

(会長 渕之上和良)

【小田原観光PR動画シリーズ】

【せかおだ(守屋市長と一緒に小田原市の情報を発信する番組)】

小田原市は移住も促進しています。
【移住 | オダワラボ】